自然豊かな場所に出かけてゆっくりとした時間を楽しむ

自然にはストレス解消ができるメカニズムがある

人の自律神経は、自然豊かな場所では、リラックスを司る副交感神経が優位になるという研究結果が出ています。そのため、自然の中にいるだけで、身体と心が落ち着いた状態になりやすいです。そうして、ストレスで疲れた心身を回復させる形で、ストレス解消が可能です。さらに、自然の中で、木の香りを嗅いだり、木々がさざめく音を聞いたりすると、ストレスホルモンのひとつであるコルチゾールの分泌量が低下するという研究結果も出ています。その、コルチゾール減少効果は、自然の中で軽い運動をすることで高まるとされています。したがって、効率的なストレス解消をしたいのであれば、副交感神経優位の状態を崩さない程度に、自然の中を散策すると良いでしょう。

日常生活でストレスの原因となる他人や人工物から離れる

ストレス解消をするためには、新しいストレスを生み出さないことも大切です。多くの人は、他人の相手をしたり、無機質な人工物に囲まれたりすることが原因で、ストレスが溜まります。苦手な同僚との会話や家族の愚痴、自動車のエンジン音など、日常生活にはストレスの原因になるものが数多くあります。自然豊かな場所であれば、そのような他人や人工物とは切り離された環境で、ゆっくりと時間を過ごすことができます。そのため、新しいストレスが生まれることなく、ストレス解消に励めるでしょう。そして、自然の中でのストレス解消効果を高めるためには、スマートフォンやパソコンなど、日常生活のストレスに繋がるものはなるべく持ち込まないことをおすすめします。